ゆーすけと愉快な仲間達。アヒャ!

本Dの暗殺

さて、またしても俺と本Dがいた頃の初期の某腐れ居酒屋の話。N店長は四六時中怒り狂っている。

この日は週末。本Dが揚げ物を担当しており、俺はフライパンを煽っていた。
意外と暇で、俺と本Dはいつものように暗躍。アヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ だのウヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ だの、N店長がいても変わらない。
まぁN店長当人の目の前でやると、「あん?楽しそうだな?」とかニヤニヤニヤニヤしながら言われて、一瞬にして絶対零度になるので出来ないが。

しかし、そこに突然降って沸いた不幸。アヒャアヒャしてたのが一瞬で崩れた。

ピーク時間を向かえ、それなりに忙しくなる。
気狂い本Dが何気に狂った。

 

本D「いいいいやぁ!片栗粉きれたでや!」

 

おお。それは辛い。沢山オーダー入っているんだろ。本Dピーンチ!ヽ(゚∀゚)ノ

そこに悪魔のN店長現れる。

 

N店長「ああん?無いだと?・・・おまえ、借りてこいや。俺が見ててやるからよ。」


そう。ウチの店舗の近くにもうひとつ同じ暗躍居酒屋チェーンがあったのだ。以前からよく、食材が無くなると借り物に行ったりしていた。

 

本D「はい。行ってきます。」

 

N店長の気が変わらない内に、本Dは猛ダッシュ。せっかくN店長が揚げ物を見てくれるっていうんだから、従うのが基地だ。いや、吉だ。
N店長はホールで接客に夢中。ドガッ!ガシッ!グチョッ!ドリンクやお通しやらをぶん回して黒々と羽ばたいている。

 

ヅカヅカヅカヅカ

 

ひと段落ついたのか、調理場に入ってくるN店長。これから揚げ物に取り掛かるらしい。
しかし、 揚げ物を見てびっくり。

 

N店長「なんだよ!これよぉ!」

 

なんだ?何が起こった?

 

N店長「いぃやぁ!!あいつ、揚げ物入れっぱなしにして借り物行きやがった!!」

 

やべぇ。ブチ切れた。
そうだ。本Dは現在進行形の揚げ物を「そのまま油に入れっぱなし放置」にして出て行ったのだ。うぅわ。悪だ。
N店長は顔を充血させて火が吹き出るくらいに真っ赤に燃えたぎっている。「いぃや!」だの「クソッ!」だの、ありとあらゆる怨念を込めた嗚咽を漏らしながら揚げ物と格闘している。やばい。鬼だ。

そこに丁度戻ってきた本D。うぅあ。

 

N店長「お・ま・え!なに揚げ物入れっぱなしにしてるんだよ!!ありえねぇから!!!

 

本D「あっ・・・・・」

 

赤鬼爆発。惨劇だ。

空気が一瞬にして赤黒くフェードイン。切れ味鋭い虐げを食らった本D。俺が見た中で一番酷い本Dの暗殺だったのかもしれん。
もちろんその日は、ほぼ無言で終了時間を迎えたことは言うまでもない。

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